Staff Blog

2012.11.01

目から鱗が落ちた日 VOL.3 

アロマロカリス、ハルキゲニア、ウィワクシア、
舌を噛んでも、紙に書いても覚えられない古生代生物群。

そんな中、小学生でも知っているのが三葉虫だ。
約5億4千万年前に出現して、絶滅した三葉虫。
一度、この目で見てみたかった。

甲羅のような背中をもつ、この無脊椎動物の目は複眼だった。
いまどきの子どもなら、とうに知っていることなんだろうが、
それを知ったときのうれしさというか、驚きというか、
宝くじで1億円当たったような騒ぎだった。

その複眼は方解石、つまりカルサイト、
つまり炭酸カルシウム、つまり大理石。
身勝手な謎解きは時間を忘れさせ、
解いて、ほぐして、絡めて、
虫と鉱石と目の本だらけになっていった。

資料によれば、三葉虫以前の古生代生物に
目の機能を持つ化石生物は発見されておらず、
三葉虫は明暗だけでなく、像をとらえることができたという。

スバラシイ!本当にスバラシイ!
何が?
5億年前の生物に目があったことがだ。
われわれの目は、三葉虫から始まっているのか。
われわれの目の、初発は鉱物なのか。
まるで、神に出会ったような高揚した気分だった。

見ているようで、見ていないものはたくさんある。
見えていないようで、見えてくるものがある。
ウロコが落ちるたびに味わう楽しさは、格別だ。

By Boss

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