2014.01.16
「野菜が人間の口に合わせるのではなく
人間の口が野菜に合わせればいい」
先日、取材で女性料理家の方にお話を伺いました。
「簡単なものしか、今日はご用意できないですけど…」
と言いながら、待つこと20分。
テーブルには、野菜の色が鮮やかな料理が3皿並びました。
味付けには、どの家庭にもあるシンプルな調味料しか使わないのだそう。
一口頬張ると、
野菜ってこんなに美味しいものなんだ!と感動。
大地の恵みがぎゅっと詰まった、優しくしっかりとした味でした。
冒頭の言葉は、取材のときにその料理家さんが口にした一言。
固いものは、固いまま。大きなものは、大きいまま。
食べやすいように、手を加えるのではなく、
私たちがよく噛めばいいだけのこと。
…当たり前のことですが、ハッとしました。
しっかりと噛むことで
自然や生産者、調理をした人への感謝の気持ちも
より一層深まりました。
気が向いたときにたまに料理をする程度の私。
ハーブやスパイスに頼り、何かと手を加えがちで
素材に目を向けることは今までほとんどありませんでした。
書きたいことは盛りだくさんですが、
続きは、2月下旬発行のかにさんくらぶ3月号巻頭特集で!
n.arai