Staff Blog

2012.08.27

外部であると同時に内部であり、自由であると同時に捕われている。

愛知県美術館で開催中の
『マックス・エルンスト〜フィギア×ランドスケープ』を観に行きました。

マックス・エルンストは、
ドイツ生まれのシュールレアリズム画家。

シュールレアリズムとは、
目に見える風景そのものを描き取るのが現実(リアル)でなく、
人間の心の中や幻想を描き取ることこそ現実だという
「超現実主義」のこと(たぶん)。

一番のお気に入りは「自由への賞賛」という作品。

白い一匹の鳥が鳥かごの「外」にいるように見えます。
でも、まるで鳥かごの「内」にいるように動きません。

目に見える風景に捕われ、それを現実とすることの矛盾、
自由であると同時に実は縛られていることへの気付きがあります。

例えば、自分が暗い気持ちのときに目にする風景と、
明るい気持ちの時に目にする風景では感じ方が違う時がありますよね。
つまり、現実っていうのは「内面」から発生するのです。
自由に見ていると思っても実は「内面」に縛られているのです。

なーんて、哲学的に格好良く作品を解釈しても、
マックスさんは「ちげぇよ、ばーか」と舌を出すだろうなー。
「おまえの見てるその絵だけが現実じゃないぜ」って。

ルネサンスの写実主義的な絵も美しくて好きだけど、
シュールレアリズムは考える「スキ」がいっぱいあるから好きです。
意味を見出そうとしても見つからないのがドM的に気持ちいいのです(笑)。

皆さんもぜひ行ってみてください。

http://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/index.html

tsubo



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